2008年06月19日

バックライトで作る新しい野菜の栽培方法を開発


大型液晶テレビに使われるバックライト(背面の光源)の照明技術を生かした野菜栽培装置を滋賀県長浜市の農業ベンチャー
「日本アドバンストアグリ」が開発しました。

蛍光灯や発光ダイオードに比べ、省エネ効果が高いのが特徴。

室内で野菜栽培が可能なことから、天候に左右されないメリットがあり
「食糧自給率向上にも貢献できる」(辻昭久社長)と新たな農業技術に自信を示しています。

        

バックライトから光をあて、光合成を促進させる。特殊な反射板をバックライトの背面に設置することで明るさを向上させました。


蛍光灯や発光ダイオードによる植物栽培方法では、発熱効果が高く、消費電力も大きい。

改良したバックライト用の蛍光灯を使用することで発熱を抑制した結果、
空調コストを3割削減できました。

バックライトの寿命は通常の蛍光灯の2・5倍に当たる約3万時間で、メンテナンスコストも削減できました。

6月から本格販売を開始し、価格は1・2メートル2本セットで2万5000円。

 
同社は、同時に長浜バイオ大学や滋賀県農業技術振興センターなどと共同で、栄養値の高い野菜の栽培にも挑戦しています。

水耕栽培液肥に改良を加えることで、露地栽培よりもビタミン、ミネラルなど栄養価が高いホウレンソウなどが栽培できました。

リーフレタスでは、
ビタミンEが露地栽培に比べ約1・2倍、
ホウレンソウのビタミンE含量も約1・3倍増加しました。

現在、同社日野工場(滋賀県日野町)で野菜の試験栽培を行っていて、収穫した野菜を滋賀県地盤のスーパーマーケット、
平和堂20店舗に出荷しています。

価格はリーフレタス1束198円程度と、
通常価格より数十円高いが今後、量産化で価格を下げます。

同社は、バックライト技術と栄養値の高い野菜栽培の技術を組み合わせることで、
主に都市部の空き倉庫などを活用した野菜や花栽培工場展開を目指しています。
また、2010年には売上高3億円を目指しているそうです。

新しい農業に期待が高まります。

posted by 青空 at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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